

(左)スタイリッシュなラベルが印象的。(右)オーナーであるダリオッシュ・ハレディ氏の生まれたペルシャの古代王朝・ペルセポリスをイメージしたビジターセンターは圧巻。
目指すのは“タイムレスなワイン造り”
「ダリオッシュ」のぶどう畑は、土壌、気候などを綿密に調査した、ナパ、オークノル、マウントヴィーダーなど95エーカー。このエステート畑から採れるぶどうのみを使用し、最高級ワインを造り出す。その高級感を物語るのが、スタイリッシュな黒のボディ。エチケットには、古代ペルシャ王が杯を掲げる姿が描かれ、神々しい印象さえ受ける。ダン社長いわく「目指すのは、モーツァルトの音楽のように、昔も今も色褪せないタイムレスワイン」。「お金さえあれば、モーツァルトのCDはどこででも買える。額こそ違え、それはワイナリーも同じ。でもそれをベストな状態にするには、専門的知識が必要。そこから生まれるのが“本物"であり、それこそが「ダリオッシュ」のタイムレスバリュー」。ワイナリーは、あくまでその指揮者というわけだ。流行り廃りのあるナパワインにおいて、クラシックなトップを保持することが「ダリオッシュ」の使命と、ダン社長は言い切る。

土壌や気候などを綿密に調査してナパ、オークノル、マウントヴィーダーなどに95エーカーのブドウ畑を所有するダリオッシュ。写真はカベルネを育てているワイナリー近隣のエステート。