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平良朝敬(たいら・ちょうけい)
かりゆしグループCEO。沖縄本島を拠点にリゾートホテルを経営するかりゆしグループの代表。1991年、37歳で家業を引き継いで社長に就任。ウチナーの伝統的感性とともに世界規模の視点を併せ持つ、沖縄県を代表する企業経営者の一人である。
エグゼスとオーシャンスパ、二つのホテルの敷地は合わせて10万坪。その広さを生かして、エグゼスの建物は海岸線に沿うように横長に、全室から海とサンセットが眺められる設計になっている。だから客室はもちろん、レストランでもスパでも、どこにいても東シナ海の水平線へと広がる海の光景を堪能できる。とりわけすばらしいビューポイントを挙げるなら、一つはフロントを抜けた先にあるプールだろう。水深1.6m、たっぷりと水をたたえたプールの水面が海へと一直線につながり、さながらビーチでくつろぐ感覚が得られる。実に気持ちがいい。同じ意味で、9階のロイヤルエグゼスイートからの眺望もすばらしい。最上階10階、天空に一番近い場所にプライベートプールを備えており、海と空を独り占めして楽しめる。
 ジャグジーバスが設置されているのも心憎い演出だ。そんなエグゼスでゆったりと時を過ごすと、「かりゆしの恩納村のリゾートは『小高い丘から海を眺める』視点から開発されたリゾートだ」と実感する。
 しかし平良氏が開発を志した当初の80年代、「どうしてまた、わざわざ山の上にホテルを造るのか」というのが大方の見方だったという。氏自身、それまでは「海辺にリゾートホテルを造る」ことを夢見ていたわけで、当たり前の反応だったともいえる。そんな中でなぜ、平良氏は山に目を向けたのか。そこに至るには、長い物語がある。
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