
ミードの種類はアルコール度数10%以下の「ハイドロメル」からアルコール14%以上の「デザートミード」など数種類におよぶ。あらゆる薬用植物、スパイスで作られたミードは「メセグリン」と言い、薬(メディスン)の語源とも言われている。
同じ味がひとつとない「ミード」
実は、ミードは蜂蜜と水、そして酵母菌だけで造られる醸造酒。米国では、ホビーとして一般家庭でも造られているほど身近なお酒である。「ミーダリー」という醸造所では、年間生産量が限られているなか、その土地の蜂蜜の種類、水によって、味わいが全く異なるミードを生産している。その味は、辛口から甘口、スパークリングまで幅広い。
また、ミードには強壮作用があるとされ、古代から中世のヨーロッパでは、結婚したカップルに1カ月外出を控えさせ、蜂蜜酒を新郎に飲ませて子作りに励んだとされている。ミツバチの多産や家族の結束にもあやかり、そこから「蜂蜜の1カ月」=蜜月(ハネムーン)という言葉が生まれたそうだ。
また、ミードには強壮作用があるとされ、古代から中世のヨーロッパでは、結婚したカップルに1カ月外出を控えさせ、蜂蜜酒を新郎に飲ませて子作りに励んだとされている。ミツバチの多産や家族の結束にもあやかり、そこから「蜂蜜の1カ月」=蜜月(ハネムーン)という言葉が生まれたそうだ。