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フィンランド・ユヴァスキュラの「SECCO」ワークショップ。様々なリサイクル方法、商品のアイデアはここで生まれている。
廃材に新たな命を吹き込むデザイン力
「SECCO」は、2002年、フィンランド中部の町、ユヴァスキュラで誕生した。当時、創業者のニーナ・パルタネンは、日々進んでいく環境破壊に大きな危機感を抱いていた。そこで思いついたのが、「安定的に供給される廃材とフィンランドの若いデザイナーの才能を結びつける」こと。つまり、「ゴミとして捨てられてしまう廃材を、若手デザイナーの感性でアクセサリーやバッグとして、新たな命を吹き込むことはできないだろうか」と考えたのである。
 フィンランドは、言わずと知れたデザイン王国である。最近、銀座に路面店をオープンした「イッタラ」。「アラビア」の食器、テキスタイルの「マリメッコ」…。シンプルな中にキラリと光るデザイン性を加えた商品づくりは、昔から、得意中の得意なのだ。
 こうして、一人の女性のアイデアのもと、集められた廃材は、デザイン性の優れたプロダクツへ姿を変えることとなった。
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