

シートベルトから作ったショルダーバッグ(285×310×120mm 34,650円)。シートベルトで作られているので、言うまでもなく丈夫な作りだ。


廃棄パソコンの基盤がトカゲのマグネット(1,365円)に。他にカエル、亀のフォルムもあり、マグネット以外にブローチも生産している。

廃材がデザイン小物に
フィンランド「SECCO」
フィンランド「SECCO」
Text Akiko Ikeyama
“ゴミ”に新たな命を吹き込む
廃棄された車のタイヤ、パソコンのキーボード、シートベルト…。「いらない」モノが、まったく別の形でデザイン小物に生まれ変わった。北欧生まれの「SECCO(セッコ)」は、産業廃棄物をバッグやアクセサリーなどのデザイン小物に変える廃材小物ブランドである。
地球上の環境破壊が叫ばれる中、多くの企業が「省エネ」「エコ」などの商品を開発し、生産してきた。しかしながら、商品そのものは「エコ」であっても、製造する過程、廃棄する際に余分なエネルギーを放出して、温暖化に加担しているというケースも少なくない。
その点、「SECCO」の考え方はこうだ。「モノが生産されてから、廃棄するまでがひとつのサイクル。本来、捨てられるはずのモノをほかの形に作り変えることで、使用エネルギーを最小限に抑えることができる」。ゴミを減らすことで、CO2排出を抑える。シンプル極まりないこのコンセプトが、「SECCO」の原点である。
地球上の環境破壊が叫ばれる中、多くの企業が「省エネ」「エコ」などの商品を開発し、生産してきた。しかしながら、商品そのものは「エコ」であっても、製造する過程、廃棄する際に余分なエネルギーを放出して、温暖化に加担しているというケースも少なくない。
その点、「SECCO」の考え方はこうだ。「モノが生産されてから、廃棄するまでがひとつのサイクル。本来、捨てられるはずのモノをほかの形に作り変えることで、使用エネルギーを最小限に抑えることができる」。ゴミを減らすことで、CO2排出を抑える。シンプル極まりないこのコンセプトが、「SECCO」の原点である。