

(左から)レモン、柿、ブドウ、ウメのCOBOたち。ビンや素材の表面に泡が立ち始めたら酵母が育っている合図。


COBOを味わうことで人間に必要なものは何なのかを教えてくれる。COBOはそのまま飲用したり、その実を食べたり…。COBOは、カラダに生きたまま取り入れることができる生物。
COBO生活をはじめよう
「酵母」を自分で育て、それをそのまま飲むことから始まるCOBO生活。およそ5ミクロンの透明、卵形の「酵母」はリンゴやトマトなど、身近な果物や野菜についていて、それをビンに詰めて育てることができる。用意するものはビンと旬の素材と水だけ。「ウエダ家」の方法によって仕込んだ後は冷蔵庫で3日間、その後常温へ戻し毎日様子を観察する。これだけで野生の菌とつながり、COBO生活が楽しめる。例えば朝、コップ1杯のCOBOで体を目覚めさせ、夜、1杯のCOBOで心地よい眠りにつく。そうして野生の乳酸菌や酵母という生命循環システムをそのまま受け入れることによって、やがて人は体に必要なもの、不必要なものを選択する感覚を取り戻してゆくという。COBOの魅力はそれだけにとどまらない。炭酸水のようなきめ細やかな泡が舌に弾ける爽快感、生命力が宿った奥深い味わい。自然そのもののCOBOは飲む者の舌も十分に満足させてくれることだろう。