
1969年、インド・ニューデリー出身。幼い頃より外交官の父の仕事の関係で世界各地を転々とする。17歳のときに父と共に来日、セントメリーハイスクール在学中にタレント事務所にスカウトされ、俳優、マネージャー、キャスティング、通訳などをこなし、さらに映像制作を学んだ。1997年に広告会社であるティー・ワイ・オーに入社。2006に1st Avenue設立。その仕事はテレビCMの演出/撮影に留まらず、各企業のコミュニケーション全般のクリエイティブ立案からフィニッシュまでの一貫したコンサルティングまでと幅広い。
世界中の人の心を動かす
クリエイター
マンジョット・ベディ氏
クリエイター
マンジョット・ベディ氏
国際ならぬ、“極際(ごくさい)”感覚を持つ男
国内のクリエイティブディレクターの中で、いま最も注目を集める人物、マンジョット・ベディ氏。TOYOTA自動車や伊勢神宮をクライアントに持ち、現在日本の多くの企業が直面している「国際化」や「新興国ビジネス」の難しさを、その類まれなる感覚でコンサルティングを行い、着実に実績と評価をあげている。
「私の考えるコミュニケーションには必ず『極際感覚』が反映されています。この観点こそが、国境をつなぐかけ橋となるコミュニケーションを実現するのです」
「極際」とは聞き慣れないが、“ダイナミズム(物事を究極まで表現する極)"と、“ディテール(物事の際から際まで理解すること)"を表す言葉。外交官であった父親の影響で、アジアやヨーロッパの約15か国を転々とし、そうした生活の中で培われてきた感覚だという。「多様な文化を理解するには、まず心を開き、受け入れること。次に、そうやって受け取ったエネルギーを、こちらから返す=表現することが大切です」
マンジョット氏の「極際感覚」は、経験が生み出したアンテナで物事の根底にあるアイデンティティを捉え、それを最も魅力的な形で表現する。だからこそ、国境を越えて人の心を動かせるのだ。
「私の考えるコミュニケーションには必ず『極際感覚』が反映されています。この観点こそが、国境をつなぐかけ橋となるコミュニケーションを実現するのです」
「極際」とは聞き慣れないが、“ダイナミズム(物事を究極まで表現する極)"と、“ディテール(物事の際から際まで理解すること)"を表す言葉。外交官であった父親の影響で、アジアやヨーロッパの約15か国を転々とし、そうした生活の中で培われてきた感覚だという。「多様な文化を理解するには、まず心を開き、受け入れること。次に、そうやって受け取ったエネルギーを、こちらから返す=表現することが大切です」
マンジョット氏の「極際感覚」は、経験が生み出したアンテナで物事の根底にあるアイデンティティを捉え、それを最も魅力的な形で表現する。だからこそ、国境を越えて人の心を動かせるのだ。