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吉沢やすみ(よしざわ・やすみ)
1950年1月 8日、山梨県生まれ。1970年『週刊少年ジャンプ』で、「ど根性ガエル」を連載開始。瞬く間に人気作となり、アニメ化もされた。その後、ドラマ『ひとつ屋根の下』でキャストがピョン吉のTシャツを着用したことから再び人気を集めた。現在、はコミックのほか DVDやオンラインでも楽しむことができる。
石神井──
かわらない街の引力
Photo Naoaki Yamamoto Text Takahiro Okuda
手塚治虫や石ノ森章太郎らが暮らした練馬は、かつて漫画家にとって憧れの場所だった。その一角、石神井に惹きつけられるように、あの人気キャラクターは生まれた。
池袋駅から電車で約10分。石神井公園駅に降り立つと、こぢんまりとしたロータリーの先に、商店街が見える。左右に活気ある店が並び、夕方にもなると学校帰りの子供や買い物客で賑わう。そうして歩みを進めると、ふっと店が途切れ、とたんに緑が多くなる。賑わいは背後に遠ざかり、閑静な住宅街が広がる。
 三宝寺池と石神井池、二つの池からなる公園を囲むように広がる石神井の街は、古くから文化人が好んできた。作家、役者、そして漫画家。昭和45年に連載が始まり、瞬く間に人気作となった吉沢やすみ氏による『ど根性ガエル』も、この場所で生まれた。「上京してはじめて住んだのが石神井でした。当時は僕の田舎の山梨と変わらないように見えて、東京にもこんな場所があるんだなあと感じたのをよく憶えています」
 高校卒業後、貝塚ひろし氏のアシスタントを務めながら、最初に描きあげた漫画が『ど根性ガエル』だった。それが編集部に好評でトントン拍子に連載が決まり、独立した。「アシスタントの頃は住み込みで、独立して最初に借りたのが六畳一間のアパート。それから仕事が忙しくなるにつれ何度も引っ越しをしましたが、ぜんぶ石神井。他の場所を考えることはありませんでしたね。ここで暮らしていこう、と」
パークハウス石神井公園のホームページはこちら
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