
田嶋智太郎(たじま・ともたろう)
http://www.e-minamiaoyama.com
経済ジャーナリスト。金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産形成まで、幅広い範囲を分析、研究。講演会、セミナー、テレビ出演でも活躍。新著に『はじめてのFX「儲け」のコツ』(アルケミックス刊)がある。
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経済ジャーナリスト。金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産形成まで、幅広い範囲を分析、研究。講演会、セミナー、テレビ出演でも活躍。新著に『はじめてのFX「儲け」のコツ』(アルケミックス刊)がある。
これまで、世界市場で日本円が「逃避通貨」、「安全通貨」などとされていたのは、債権国の通貨であり、かつ低金利=低インフレであるがゆえに通貨の価値が目減りする心配を要さなかったからである。
しかし、その前提が覆れば、当然のことながら世界市場で日本円は売り浴びせられる。無論、それは今日、明日のことではない。むしろ、いましばらくは米国における財政赤字の一層の拡大を理由にドルが売られ、代わりに円が買われるという展開は続くだろう。ただ、それもいつまでも続くことではない。いずれ中長期的に日本円は強烈な売り圧力に襲われる可能性が高い。目下、世界で一番買われている通貨であるがゆえになおさらだ。(2009.11.02)
しかし、その前提が覆れば、当然のことながら世界市場で日本円は売り浴びせられる。無論、それは今日、明日のことではない。むしろ、いましばらくは米国における財政赤字の一層の拡大を理由にドルが売られ、代わりに円が買われるという展開は続くだろう。ただ、それもいつまでも続くことではない。いずれ中長期的に日本円は強烈な売り圧力に襲われる可能性が高い。目下、世界で一番買われている通貨であるがゆえになおさらだ。(2009.11.02)