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田嶋智太郎的「日本の財政悪化の帰結は?」
Text Tomotaro Tajima
厚生労働省が2010年度税制改革で「たばこ税の増税」を要望した。ここは愛煙VS嫌煙とか健康、環境といった時限ではなく、実際に増税で税収が増えるのかどうかを考えるべきであろう。そして当然、増税で販売量が大きく落ち込む分、たいして税収は増えないというのが関の山ということになろう。そもそも、たばこ増税を持ち出すこと自体が、かえって政策の手詰まり感を強くアピールしてしまうから皮肉だ。
 それだけ国は税収不足に困っている。なにしろ、09年度の法人税収は例年の規模から半減し、当初の見込み額であった約10.5兆円がフタを開けてみれば5~6兆円程度に留まる見通しだというから大変である。
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