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ルネ・ラリックの生誕150周年を記念した「オマージュ・コレクション」とは
数々の名作を生み出してきたルネ・ラリックだが、その作品のテーマとして好んだのが“自然の美"。花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性を、卓越したデッサン力と構成力でデザイン。これを世界最高の技ともいわれる、ラリック伝統の艶消しのテクニック「サティナージュ」(フロステッド加工)をはじめ、あらゆる装飾技法を駆使し、どのモチーフも表情豊かに表現されている。この極めて装飾的でありながら、端正で気品あるスタイルこそが、ラリックのアイデンティティーといえる。 
 ルネ・ラリック生誕150周年を祝う今年、不朽の名作が特別にクリスタルで復刻された。「オマージュ・コレクション―ルネ・ラリックに捧ぐ―」と題した作品はどれも、優美な女性、花、そして鳥や動物が、見事にルネ・ラリックのエスプリを今に蘇えらせている。ラリックらしい芸術性の高いデザインは、クリスタルに光と影で彩なされ、いつの時代も魅力的に輝き続ける。
(上左)ワインと豊穣の神バッカスの若い巫女たちが官能的にレリーフで表現された花器。ラリックを象徴するこの「バコーントゥ」が発表されたのは1927年だ。(上右)葡萄の木と鳥を愛らしく表現した花器「アヴァロン」は1927年発表。(下左)サテンと光沢のクリスタルのコントラストが美しい花器「ボーヴェ」。1931年発表。(下右)1921年に発表された、アサガオがモチーフのボウル。
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