
ダリ美術館
ベルリンにオープン
ベルリンにオープン
400点以上の展示作品
2009年2月3日、シュール・レアリズムを代表するスペイン画家 サルバト-レ・ダリの美術館がドイツ・ベルリンにオープンした。ダリ没後20周年を記念するかのように誕生した同美術館。 1,400㎡のスペースに飾られている400点を越える展示は、キュレーターのカルストン・コルメール氏が約3,000点という膨大な作品群の中から、選りすぐったダリの作品を代表する芸術作ばかりだ。ハイライトは、ダリの初リトグラフ作“ドンキホーテ”(18956-57)やダンテのディヴァイン・コメディに由来する木彫であるドライポイントの作品“トリスタンとイゾルデ”といったベルリンでは今まで一度も見ることができなかった作品群だ。さらには、スケッチやイラストを描いた本、仕事の書類や、オリジナルのグラフィックといったものからダリの一生を描いた映画まで、ダリの様々な要素がつまった魅力満載の美術館となっている。


油彩、水彩、彫刻作品、リトグラフなど幅広いコレクションからダリの創作世界の深さと広さを体感することができる。© Dalí - Die Ausstellung Foto: C.K.