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(上)旧市街の広場にも、「バレンシア・デザイン・ウィーク」の黄色い標識が。ここにイベント案内などが記されている。参加するショップ、レストランなどにもこの黄色いサインが掲げられた。(下左)バレンシア市の北西部にある見本市会場。家具を中心に、照明、テキスタイル、キッチン、バス、インテリア装飾品などがインテリア全般の分野が一堂に勢ぞろいした。(下右)新市街地にある「芸術科学都市」カラトラバの建築群の前に、恐竜が登場。シュールな風景をみせてくれた。後ろにプラネタリウム、その奥はオペラ・ハウス。
「ハビタ・バレンシア」
Made in Spainの胎動
半世紀以上の歴史、インテリア総合展示会
オレンジの産地として知られるスペインのバレンシア。実は、ヨーロッパを代表する家具産地でもある。中世にアラブの家具職人による技術が定着したこと、家具の材料や輸出に便利な港に恵まれていたことなどがその要因らしい。建築家サンティアゴ・カラトラバの生地でもあるバレンシアは、21世紀に入るとカラトラバによる斬新な建築を集めた「芸術科学都市」が話題に。中世の趣を残す旧市街地との鮮やかな対比が、旅行者にも人気だ。
 ここで1946年から開催されている、インテリア総合展示会「ハビタ・バレンシア」は、ミラノ、パリ、ケルンと並ぶ世界四大家具展の一つ。今年も「メイド・イン・スペイン」を中心に、家具などインテリア関連のプロダクトが9月20日~24日の5日間にわたって展示され、今年は約5万人が訪れた。見本市と平行し、市内では「バレンシア・デザイン・ウィーク」として、様々なイベントが行われた。建築、ショップ、ファッション、ダイニングなど多岐の分野でデザインをテーマに演出、デザイン都市バレンシアが、秋の地中海の風土の中で開花した。
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