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欧米の金準備は外貨準備全体の平均60〜70%に上る。それに比べれば中国のケースは「異常」と言えるほどの低水準である。ここで、金価格を1トロイオンス=950ドルに固定し、今後、中国が外貨準備に占める金準備の割合を段階的に引き上げると仮定してみよう。すると、5%にまで割合を引き上げた場合で3,000トン超、10%にまで引き上げた場合で6,000トン超の金を保有することとなり、そのインパクトが金価格に及ぼす影響は計り知れない(実際には金価格が値上がりする分、中国の金保有量は前記よりも少なくなる)。
 さらに言えば、今後も中国の外貨準備は一段と拡大し、そのぶん金保有量も拡大することが見込まれる。
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