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そんな中国が、いま米国債の安全性やドルの将来性に対して「少し心配している(温家宝首相)」との不安を露にするとともに、外貨準備高全体に占める米国債などドル資産の割合が高まり過ぎていることを問題視し、外貨準備の運用の多様化を探っているというから、これは米国にとっても国際金融市場全体にとっても一大事だ。
 今後、中国が外貨準備に占めるドル資産の割合を落とし、代わりに一段と厚みを持たせるべきと考えているのは、他でもなく金準備である。中国の金準備は09年6月末時点で1,000トンを超えているものと見られているが、それでも外貨準備全体に占める割合は僅か1.5%程度に過ぎない。
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