
田嶋智太郎的「中国の外貨準備と金価格」
Text Tomotaro Tajima

去る7月27日から2日間、ワシントンで米中両国の初の「戦略・経済対話」が実現した。
この対話における主要な争点の一つは「米国債」。周知の通り、中国の外貨準備高は09年6月末、四半期末のベースで初めて2兆ドルを突破し、現在、その約7割をドル資産で運用している。ことに米国債の保有残高は08年9月に日本を抜いて世界トップとなり、09年5月末時点では8,015億ドルにまで膨らんだ。
日銀の試算によると、中国には「見えない外貨準備」が3,000億ドルほど存在するとのことで、国際金融市場に及ぼされる中国の影響力は、公表されている外貨準備の規模よりも大きいとさえ言われている。
この対話における主要な争点の一つは「米国債」。周知の通り、中国の外貨準備高は09年6月末、四半期末のベースで初めて2兆ドルを突破し、現在、その約7割をドル資産で運用している。ことに米国債の保有残高は08年9月に日本を抜いて世界トップとなり、09年5月末時点では8,015億ドルにまで膨らんだ。
日銀の試算によると、中国には「見えない外貨準備」が3,000億ドルほど存在するとのことで、国際金融市場に及ぼされる中国の影響力は、公表されている外貨準備の規模よりも大きいとさえ言われている。