
田嶋智太郎的「大証FXが登場した意義」
Text Tomotaro Tajima

去る7月21日、大阪証券取引所(以下、大証)において新たに「大証FX」がスタートした。これは、大証が提供する取引所外国為替証拠金取引のことで、英語表記では「OSE-FX」。言うなれば、05年7月から東京金融取引所に上場している「取引所為替証拠金取引(愛称=くりっく365)」の大証版で、公設の「市場(取引所)取引」となる。この「取引所取引」は、多くのFX会社が提供する「相対取引」と比べて取引の透明性が高く、優遇税制が適用される点などが特徴。いわゆる「板情報」も公開され、投資家にはわかりやすく、大証が責任を持って分別管理するため、安心度も高い。