
京都・洛北の緑の中へ ホテルグランヴィア京都×ポルシェ
Photo Satoru Seki Text Junko Chiba
京の奥深さを体感する 大人のドライブコース



(左)山門からなだらかに続く石段を上って方丈へ。その廊下の先の怡雲庵(いうんあん)と呼ばれる開山堂前で、光厳上皇が手植えしたと伝えられる九重桜が枝を広げる。常照皇寺まで京の山道を約1時間半、ポルシェ911カレラで走って到着だ。(上右)山里に立つ茅葺の方丈や庭園を眺めていると、心は南北朝の昔へと誘われるよう。都より遠く離れたこの地に隠棲の庵を求めた光厳上皇の悲運を思う。常照皇寺は白洲正子の随筆『かくれ里』にも登場する。(上下)「常照皇寺は、一味違う京都観光を楽しみたい人にお薦め。静かで心落ち着く場所です」とホテルグランヴィア京都・コンシェルジュの山本美砂さん。
今回、京都への旅を思い立ち、ホテルグランヴィア京都・コンシェルジュの山本美砂さんに相談した。同ホテルのサービスは宿泊前から利用できる。「車で"隠れた名所"を訪ねたい」と言うと、即座に周山の山懐に鎮座する常照皇寺を薦めてくれた。「山道を分け入る約60㎞のドライブルートとともに、知られざる京都の魅力を満喫できる」という。
早朝ホテルを出て、周山街道を北へ走る。車窓に映る緑が朝陽に照らされてまばゆいばかり。小気味良いハンドリングを楽しみながら、ワインディングロードを滑らかに進むドライブは爽快の一語に尽きる。
やがて、紅葉の名所として知られる高雄を通過。まだ季節には早いが、心象風景の中で緑を鮮やかな赤に塗りかえるのも乙な味わいだ。軒を連ねる茶店に立ち寄り、清流のせせらぎに耳を澄ませながら紅葉を愛でるのは、次回の楽しみとしよう。
また、高雄までは京都洛西の景勝地を結ぶ「嵐山.高雄パークウエイ」を走るルートもある。小倉山や保津峡、愛宕前等、京都市街を一望する展望台が随所にあり、周山街道とは一味違うドライブが楽しめる。
早朝ホテルを出て、周山街道を北へ走る。車窓に映る緑が朝陽に照らされてまばゆいばかり。小気味良いハンドリングを楽しみながら、ワインディングロードを滑らかに進むドライブは爽快の一語に尽きる。
やがて、紅葉の名所として知られる高雄を通過。まだ季節には早いが、心象風景の中で緑を鮮やかな赤に塗りかえるのも乙な味わいだ。軒を連ねる茶店に立ち寄り、清流のせせらぎに耳を澄ませながら紅葉を愛でるのは、次回の楽しみとしよう。
また、高雄までは京都洛西の景勝地を結ぶ「嵐山.高雄パークウエイ」を走るルートもある。小倉山や保津峡、愛宕前等、京都市街を一望する展望台が随所にあり、周山街道とは一味違うドライブが楽しめる。