
Marc Quinn「Planet」 2008(Photo Courtesy of Sotheby’s)

英国庭園に浮かぶ
胎児?!
胎児?!
サザビーズが贈る近現代彫刻展示会
「庭園に浮かぶ胎児」。合成の画像だろうか。そうではない。これは、9月9日から11月2日までの間、イギリスの中部に位置するダービシャー州ベークウェル近郊のチャッツワース庭園にて開催されている「Beyond Limits」というユニークな近現代彫刻を集めた展示会の様子である。この展示会は同国のオークションハウスサザビーズによるもので、今年で3回目の開催となる。昨年は出展された22点のうちほとんどの作品に購入者がつき、30,000人を越える来場者といった盛況ぶりであった。これをうけて、サザビーズ印象派・近代美術部門ディレクターのアレクサンダー・プラトン氏は「ここ2年の“Beyond Limits”に世界各国からバイヤーが訪れるように、“彫刻”というカテゴリーが、世界のアートシーンで最も成長している分野の一つではないだろうか。」とイギリスでの革新的なイベントとなりつつある「Beyond Limits」への期待を語った。