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(左から)モンドリアン「砂丘」 1909年 石橋財団ブリヂストン美術館、ポロック「Number2, 1951」1951年 石橋財団ブリヂストン美術館
20世紀を代表する作家も網羅
印象派周辺の絵画作品をひとつの核とするブリヂストン美術館だが、石橋正二郎の没後もその理念に従って蒐集を続け、より現代に近い動きにも視野を広げている。先に述べたピカソやマティスに加え、抽象絵画の創始者ともいわれるカンディンスキーやモンドリアン、クレー、シュルレアリスムのミロやさらに第二次世界大戦後のアレシンスキー、アクションペインティングで知られるポロックなど、20世紀美術を象徴する人気作家たちの作品がひと通り揃っているのも強みだ。現在開催されている『美術散歩 印象派から抽象絵画まで』は、ここまで述べてきたような作品群を、テーマごとに眺め渡せるコレクション展。所蔵作品だけで内容の濃い企画展が開催できるところに、この美術館の実力を見て取ることができる。その他、エジプトやギリシャ、エトルリアなど古代美術の収蔵品も多くあり、何度訪れても飽きさせない仕掛けになっている。
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