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喜多川歌麿「歌撰恋之部 物思恋」大判錦紅雲母摺(18世紀)
予想落札価格100万〜150万ドル(約1億1000万〜1億6千万円)
クリスティーズ 日本・
韓国美術オークション
Photo Yuu Nakaniwa(P2、P3/左、P4)
頂点を極めた浮世絵師 歌麿の傑作
世界最大規模のオークションハウス「クリスティーズ」が、去る3月にニューヨークで開催した日本・韓国美術オークションで、伝運慶の作とされる大日如来像が、当初の予想落札価格を大きく上回る14億円という、日本の古美術としてオークション史上最高の値を付けた。アジアの美術への注目が集まる中、2008年9月18日、再びニューヨークで日本・韓国美術オークションが開かれる。
 目玉は浮世絵の頂点を極めた喜多川歌麿の美人大首絵で予想落札価格は100万〜150万ドル。プレビューでお披露目された同作品は保存状態も素晴らしく、さらに遊女を多く描いた歌麿には珍しい一般の既婚女性を描いたものであるというから、これほどの逸品には早々お目にかかることが出来ないだろう。レコードプライスが更新される可能性は十分にある。
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