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(上段左から)スケッチをもとに語りあうゲストとヴァグナー氏。モニターに映し出されたテンプ受け。A.ランゲ&ゾーネ 気鋭のエングレーバーたち。(下段左から)自分の時計がどの彫金師のものによるかという質問とともに集まったランゲウォッチ。顕微鏡を通して、気の遠くなるような細工を施す。ゲストとヴァグナー氏との会話に耳を傾ける石田氏。
彫金師の個性が光る逸品時計
ISHIDA青山表参道 総支配人 石田憲孝氏のA.ランゲ&ゾーネへの熱い思いがこもったスピーチのあと、本国のマーケティング担当者のリードに合わせて、エングレーバーマイスターのヘルムート・ヴァグナー氏の実演が行なわれた。会場で多くのゲストが見守る中、ほんの数分でテンプ受けへのイニシャル彫り終えてしまうヴァグナー氏。普段はより洗練されたエングレービングを施すため、50-60分ほどかけて、テンプ受けの彫りを完成させるという。
 熟練エングレーバーが完全なフリーハンドで彫り込んだテンプ受けのエングレービングにはふたつと同じものがなく、つまり、そのテンプを搭載した時計も、世界でたったひとつしかないユニークピースとなる。A.ランゲ&ゾーネには、5人の彫金師がおり、どの彫金師にも独特の癖、つまり個性があるのだが、ヴァグナー氏が素晴らしいのは、その彫りを見て、どの彫金師のものかをあてることができるということ。ゲストからは自分の時計がどの彫金師がエングレービングを施したかとうい質問がいつまでも続いていた。
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