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「踊りの練習を終えたクリカチ族の女の子」2001年
ぼくはこれからも写真を撮っていく
このような写真を撮ることができるのも、長倉洋海自身が透けるような心の持ち主であればこそだろう。1982年から2004年までの作品を収録した写真集「きみが微笑む時」について、自らのホームページで詩的に綴った文章は、彼のロマンチストな一面を垣間見せている。

 「晴れた大空に、きみの笑顔がぽっかりと雲のように浮かんでは流れていく。すみきった夜空に、出会った人たちの微笑みが星のようにきらめいている。生命あふれる大地に息づくたくさんの笑顔を、微笑みを胸に、ぼくはこれからも写真を撮っていく。」

 表情も気持ちも大地も動物も、あらゆるものが笑顔に包まれたなら、この文章にはそのような気持ちを感じながらシャッターを押し続ける彼の気持ちが如実に表れているようだ。
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