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Photo jonrawlinson
また、料理には安全性と排出CO2削減のため、長距離輸送を必要としないオーガニック食材のみを使用し、残飯もきちんと仕分けした上で、店舗敷地内に設置されたミミズコンポストによって堆肥化しているのである。そのエシカル精神は雇用面にも反映されており、地元の若者達を見習いとして雇い入れ、コックとして自立できるようにトレーニングを行っているとのことだ。
 このように徹頭徹尾、エシカル精神で貫かれたウォーターハウスレストランだが、特筆すべきは「お冷や」だ。同レストランでは有料のミネラルウォーターが一般的なロンドンにおいて、無料の水道水をフィルターに通して提供しているのである。ミネラルウォーターは配送時にCO2を排出する上、貴重な水資源を浪費する。これも「水」という資源の大切さを訴える、アーサー氏なりのメッセージなのである。
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