
債券の利息が分配金の原資
そもそもグローバルソブリン債とは、国際的に信用力が高い債券をさす。一口に債券といっても、その中身は千差万別。国債もあれば、先進国が発行する債券、発展途上国が発行する債券など、債券といっても異なる種類では、利回りもリスクも変化する。ただ一般的な法則では、発行体の信用度が高いほど、値動きや利回りは安定する。このため、価格変動リスクを少なくし堅実にお金を運用したい個人投資家にとって、ソブリン債に投資するのは魅力的であろう。しかもお金を預けたというのに、毎月おこづかい(分配金)を受け取ることができるオトク感もある。しかし、なぜこういった外債ファンドが毎月の分配を可能にしているかというと、分配金の主な原資は債券の利息である。それぞれの債券の利息が支払われる時期をずらすことによって、毎月分配金を出すことが可能なのだ。