
田嶋智太郎的「ミニ日経平均先物のすすめ」
Text Tomotaro Tajima

原材料価格の大幅な上昇、米国の景気後退などが原因で
4-6月期の売上が前年同期と比べて減少している企業の多
くが、今期の通期業績予想を少々下方に修正。アナリスト
や個人投資家らの予想を裏切る結果となっている。
大手企業 通期業績予想を下方修正
このところの国内株式相場には、どうにも合点の行かない物
色動向が少なからず見受けられる。
ある日、国内外で順調に収益を伸ばしている大手企業が今 期の通期業績予想を少々下方に修正した。主な要因は欧州の 天候にあるとのことだったが、それだけの材料で株価は値幅 制限一杯まで急落してしまった(=ストップ安となった)。一 方、同じ日に北米市場での販売不振を理由に4−6月期の純利 益が前年同期比で2桁の減少となったことを発表した企業の 株価は、前例とは逆に値幅制限一杯まで急騰した(=ストップ 高となった)。
その理由は「悪材料が出尽くしたから」だという。これは 少々異常な過剰反応と言えよう。
ある日、国内外で順調に収益を伸ばしている大手企業が今 期の通期業績予想を少々下方に修正した。主な要因は欧州の 天候にあるとのことだったが、それだけの材料で株価は値幅 制限一杯まで急落してしまった(=ストップ安となった)。一 方、同じ日に北米市場での販売不振を理由に4−6月期の純利 益が前年同期比で2桁の減少となったことを発表した企業の 株価は、前例とは逆に値幅制限一杯まで急騰した(=ストップ 高となった)。
その理由は「悪材料が出尽くしたから」だという。これは 少々異常な過剰反応と言えよう。