








(左上から)1人掛けの折り畳み椅子。斬新なフォルムと上部の照明が特徴的なコートハンガー。森の木々をイメージしたコートハンガー。6枚の板を寄せ木細工のように組み上げたテーブル。柔らかなフォルムの急須。色合いが象徴的な積層椅子。肌触りの良い高級ウールを使用した絨毯。モダンなデザインのストーブ。ユニークな形状と上質な革を用いたソファー。
奥山氏の考える家具のカタチ
イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男としてその名を世界に轟かせた奥山氏。「車」という機能ありきのデザインを求められる世界で勝負してきた経験が、家具づくりにおいても活かされている。コートハンガー、椅子、ソファー、テーブルなど商品として多岐にわたるが、“山形工房がつくる家具”という明確なコンセプトのもとブランティングされているので、商品群として見た時、統一感がある。素材の質感を大事にしつつ、余計なデザインを施さないその家具は、伝統的な職人技術と現代的なデザインがうまく融合し、シンプルさの中にも「粋」を感じさせる洗練された家具である。