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中村氏にとってのラグジュアリー
「高い素材を使えばラグジュアリーになるとは思っていません。大理石を使ったり、シャンデリアを使うことは、あまり関係ない。そこにいて気持ちがよくなるということが、僕にとってのラグジュアリーです。エコロジーも同じで、エコ製品は免罪符にしかなりません。根本から自然のこと考え、建築との関係を問い直す必要があると思っています。僕はテクスチャーや装飾を大事にしているんですが、それは装飾によって人がその空間でどんな気分になれるのかということに影響するからです。そういった意味で、それらは建築にとっての重要なツールだと言えます。いま森を散策していると知らないうちに、館内に入っているような美術館をつくっているのですが、高い素材を使うのではなく、たくさんの木や緑に囲まれることによって、僕なりのラグジュアリーを生み出そうとしています」。物質的な満足がラグジュアリーにつながるのではなく、気持ちが豊かになるという精神的な面にこそ、真の意味でのラグジュアリーが存在するのかもしれない。取材を終えて改めて中村氏の魅力を感じるとともに、今後の動向から目を離せなくなった。人と建築の関係性をデザインする中村氏のアプローチは、この先どんな建築を生んでいくだろうか。
今回取材させて頂いた物件は、10月8日にグッドデザイン賞ベスト15を受賞した。
●有限会社NAP建築設計事務所 http://www.nakam.info/index.html
●FLEG Brid Park http://www.e-fleg.com/birdpark/index.html
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