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アウラコレクション ISOLA GRECA Designed by Enzo Mari.Photo 久高 良治
伝統技術が引き出すエンツォ・マーリの魅力
「フォルムとは、その本質が美しいものだけに冠する言葉。デザイナーが紙の上に描きだすものづくりは、単に形をつくるにすぎない。ものをつくる過程すべてを内包して初めてフォルムとして完成する」
 エンツォ・マーリが1964年にDANESEから発表した大理石のフルーツボウル「Paros」は、2003年にアウラコレクション「ISOLA GRECA」として復刻された。素材は竹集成材。1,200を超える竹材ピースを特殊な接着法で集成・積層し、丹念に削りだした。竹素材の濃淡が豊かな表情を織り成す。日本が培った竹材加工の技が、エンツォ・マーリの力強いフォルムに命を吹き込んだ。古来、日本人は資源的価値、文化的価値を兼ね備える竹を多様に活用し、独自の文化を形成してきた。日本の心と技を未来に継承すべく活動するアウラが、竹の魅力を凝縮した。
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