さりげないエレガントという上質
グランスイート六番町のつくりは寡黙でありながら雄弁だ。威風の押し付け、いたずらにモダンなデザイン、過剰な重厚感などを粋としない外観や室内は、隅々まできめ細やかな配慮が行き届いている。例えば共用スペースであるファサードに設えられた車寄せや専用駐車権付きの平置きできる地下駐車場。居住者、さらには来客の利便性を考えた優しいつくりになっている。さらに、地下駐車場から各フロアにダイレクトアクセスできる「コーチエントランス」があるのもうれしいこだわりである。もちろん通常は一階のエレベーターホールを利用して各フロアへ行くことになるのだが、プレミアムフロアである8・9階はセキュリティ面でも特別な仕様になっている。基本となるセキュリティはメインエントランスとエレベーターホールのダブルオートロックを採用。それに加えて8・9階はフロアにもエレベーターホールオートロックが据えられており、トリプルオートロックというこの上なく厳重なセキュリティになっている。


(上)エントランスには庇を広げる誇らしい車寄せが、同邸宅に住まう歓びを帰宅の度に感じさせてくれる。(下)8・9階のプレミアムフロアのエレベターホール。