

(左)広島県立美術館で開催中「世界遺産への歩み 20世紀モダニズム建築の巨匠 ル・コルビュジエ 光の遺産」のポスター。(右)今回の特別展のカタログ、世界遺産へ推薦された22作品すべてをこの1冊に収録。 B5判 128ページ 定価2,500円。発行アーキメディア
ル・コルビュジエ—光の遺産
今年、フランス政府は20世紀建築におけるコルビュジエの業績を顕彰するため、代表作「サヴォワ邸」や日本の「国立西洋美術館」など計22点をユネスコ世界遺産へ登録申請した。現在、広島県立美術館では申請作品を中心に彼の活動を振り返る「世界遺産への歩み 20世紀モダニズム建築の巨匠 ル・コルビュジエ—光の遺産」展が開催されている。特に宗教建築に見られる光の効果にスポットを当てたほか、「画家コルビュジエ」の面にも切り込み、彼の絵画と建築の連動性についても理解を深められる内容となっている。また財団等による所蔵家提供の豊富な資料によって、「人間コルビュジエ」を知る上で読み応えのあるカタログも発行されたので、貴重な文献として入手しておきたい。
●広島県立美術館 http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/
●広島県立美術館 http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/