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今はただ、草木と戯れていたい
「土と葉に触れ、匂いをかぐことで五感が刺激され、四季のうつろいを実感する」とは高橋氏。「私は、盆栽を見るときは自分が親指ほどの大きさになって盆の中に入り、森や茂みの中にいる感覚になります。見上げれば、大きな松や桜の木が立っているような。もちろん想像ですが、とても楽しく、清々しい気持ちになるのです。盆栽と出会ってから心にゆとりが生まれました」。今は「清香園」が新しい盆栽の流儀として打ち出している小品タイプの「彩花盆栽」を習っているが、「ゆくゆくは本道の盆栽を手がけたい」と高橋氏。「でも作品を作るまでに20年30年とかかりますし、技術も必要で、私などにはまだまだ。それは究極の贅沢、最高の楽しみとしてとっておくことにして、今はただ、草木と戯れていたい。そう思っています」。
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