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葉や苔に触れていると「気持ちがフレッシュになるだけでなく、五感が刺激される。盆栽にはセクシーさも感じます」。
人と草木の対話が生み出す芸術
メンバーは初めて盆栽の世界に触れた人ばかり。彼らもまた、盆栽にのめり込んでいる。
欧米ファッションから酒やシガーなどの嗜好品研究家である井伊正紀氏は、「靴も時計も、最小限の中にものすごく高度な技術と芸術性がつまった一つの宇宙。見える部分は小さくても、奥は非常に深い。それは盆栽も同じで、鉢の中は宇宙です。触れるほどに奥の深さを知り、だからこそぐんぐん惹かれていく」と言う。また、東京の文化や芸術情報を英語で伝えるフリーマガジン『ANTIQUARIUS TOKYO』の編集主幹 アストリッド・デ・ロス・リオス氏によれば「盆栽は非常にクリエイティブなアート。盆栽をするにはまず、草木との対話がなくてはいけない。人が草木に話しかけ、それに草木が応える、つまり人と草木の双方の力により一つの芸術品が生まれる。そんな芸術は他にはないのでは?」
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