





(上)マリオ・ベリーニが息子のクラウディオ・ベリーニとデザインした「ヘッドライン」118,650円〜。(下)イタリアデザイン界の巨匠のアルベルト・メダによる「MEDA2」99,750円。
イタリアン・デザインの魅惑
大胆なカラーリングと、楽しさ、明るさが踊るイタリアンデザインは、オフィス空間とはすこぶる相性がいい。バ
ウハウスから始まる「モダンデザイン」の系統に、デザインそのものの楽しさを追求した、デザイナーたちのプ
ロダクツは、上品な遊び心が魅力。ここでは、イタリアのデザイナーたちの手がけたワークチェアから、マリオ・
ベリーニとアルベルト・メダに注目してみたい。イタリアデザインの重鎮、マリオ・ベリーニは、ミラノ工科大学
で建築を学び、オリベッティのタイプライターや、カッシーナ、B&Bイタリア、ヴィトラなどの家具などを手がけ
てきた。同じくイタリアンデザインの巨匠であるアルベルト・メダは、81年から5年間のアルファ・ロメオ社での
デザイン部長をつとめ、エンジニアリングの要素を生かしたデザイン手法を確立した。98年にヴィトラ社から
発表した「Meda Chair」は、新素材と新機能を美しく融合させたアルベルト・メダの代表作である。