渋谷カルチャープラットフォーム構想
先行公開された駅構内は東急電鉄が事業主体である
エリアのみだった。東急電鉄がすでに進めている、新
渋谷駅を含めた周辺の再開発計画「渋谷カルチャー
プラットフォーム構想」では、同駅について「人と自
然が共生する駅」と位置付けるほか、旧東急文化会館
跡地に建設中の地上34階、地下4階のビルでは、劇場
やホールなど文化的要素を備えた複合施設として渋
谷のシンボルとなることを目指しているという。ま
た、地上部にある現東急東横線渋谷駅の開発も2012
年度以降に予定されている。これまでも各時代に合
わせさまざまな変化を続けてきた渋谷は、今回の新
駅開業を機にまた多くの話題を提供してくれること
だろう。街のシンボルとしての駅が、今後どのような
存在感を示していくのか興味深い。

近隣の高層ビル建設も進められ、急ピッチで再開発が進む渋谷駅周辺。提供 安藤忠雄建築研究所