
新しいクラウンデザインにより、低スピン・高打ち出しを実現。飛躍的に飛距離と方向性がアップした。

最高のクラブ選び
『ピン G10』
『ピン G10』
Text Hiroshi Kondo
実戦のために個性を抑えた本格派
ロレーナ・オチョア。このメキシコ生まれのプレーヤーは今季も米女子ツアーですでに6勝。26歳にして早くも
勝利数では殿堂入りの資格を得たけれど、あまりにも早すぎて「参戦10年」の資格に満たず、あと4年も待たなけ
ればならないほどだという。“女タイガー"と呼ばれるのも納得できる。彼女の強さの一端を担っているのがピ
ンのクラブだ。70年代から80年代、ピンのクラブは日本ではパターやアイアンが圧倒的な人気を誇っていた。そ
の後、テーラーメイドやキャロウェイなどの台頭でやや押しやられてしまった感もあるが、米国ではその後も一
貫して独自の道を歩み続け、ツーアでも根強い人気を維持している。他のメーカーのような華やかさこそない
けれど、創業者のカーステン・ソルハイムのDNAを受け継いだクラブは、実戦向きとしてはこのうえなしの安定
性だ。