





(上段)夕刻ともなると展示場よりも賑わいをみせるバーやカフェ。シャンパンや地酒のサービスは会員制クラブを思わせる。(下段)海岸沿いのバーやレストランは、ダーク・スーツの男性ばかりで満席に
なる。
随所で臨場感あふれる商談風景
2万7000平米に及ぶホール会場の展示場は、都市や再開発、ビルなどの臨場感溢れる模型で占められている。大
型建築は、交渉から契約、着工から完成まで長い時間がかかるため、まずは面識を持つことから始まる。このた
め、展示の横にバーやラウンジが設けられていることが多い。物件の立地も大きな要因となるので、その地の風
情を出すような工夫や、投資家が感心するようなインテリア・センスを凝らし、名酒、名産品などで持てなす。昼
食なども用意しているホスピタリティ溢れる出展者もいる。会場を一巡すれば、その地の食と15年先の未来像
を楽しめるというもの。浜辺のレストランは、商談を続ける軍団の優雅なパワーランチの舞台となる。目利きの
投資家達は鵜の目鷹の目で美味しい獲物を探している。彼らの目は、中国やドバイはもう通り過ぎているよう
だ。パワーランチMIPIM参加者は事前に詳細な参加者データを渡され、それを基に各自でアポイントがアレンジ
できる。
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