PAGE...1|2|3|4|5|6|7
(上)2階の展示風景(左下)《ペインティングのための習作 no.26》(下)トラウマと書かれたドローイングでは、苗ではなく、種を 植えてつくることの重要性を示している。苗というのは家族(家系)を切り離すようなことだとファブリスは言う。
吊るされた人形は、ファブリスが友人の全身を型取り、 ラテックスで抜け殻をつくったもの。風に揺れて、ゆっ くりと回っている。「このスキンに水をかけると人間に なるような技術も、いつか可能かもしれない」とファブ リス。また、壁には、日本で展覧会準備中に描かれた83 枚のドローイングが並んでいる。その中に、「りんごの 木にさくらんぼがなる」とファブリス流の例えで、1本 の樹木からさまざまなものが生まれる様子が描かれ ている。実際、数年前には「あり得ない」と思われてい たことが実現をみているのだ。今や私たちは、品種改 良されていたり、化学的に調味されていたり、自然のも のではない人工的な食物を四季に関係なく口にだっ てしているのだから。
PAGE...1|2|3|4|5|6|7
LINK
CULTURE
現代社会へのダウトを投げかける森美術館
>>2013.12.18 update
TRAVEL
SO CLOSE TO NATURE
>>2013.9.20 update
TRAVEL
迷子になろうよ、いっしょに。
>>2013.12.26 update
CULTURE
モネの「眼」の軌跡をたどる美術展
>>2014.1.23 update
STYLE
ケ・ブランリー美術館—都市空間創造の可能性
>>2009.1.9 update

記事カテゴリー