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会場内でもひときわ幻想的な雰囲気を醸し出していたアンジェリカ・マルクルの『Parole d’insecte』 Photo bruno duchemin
「例えば、アンジェリカ・マルクルの『昆虫の話し言葉 (Parole d’insecte)』という作品は、夢の世界に進入す るかに、アーティストのイマジネーションの内部へと 私たちを誘います。作品を構成する要素は、祖国ポー ランドでの彼女の幼少期の個人的な思い出からくみ 取られていると同時に、私たち誰にも共有されるよう な記憶と繋がっています。民族的、ファンタジー、零れ るポエジー、内省という精神的な囚われ。そういった 様々な記号を混ぜ合わせ、愛情の紛争や強迫観念的な 物語から発想を得て、彼女は作品を制作します。劇場 に設置され、埃を浮き上がらせ、時空を横断してきた かに焼かれ、コオロギの音があふれるアンジェリカの 小屋は、鋭いパラドックスで、有害な小屋からもれるコ オロギの叫びによって、私たちのイメージを太陽へと 誘いだすのです。夢と現実、幻影と不安の間の通路の ような作品です」
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