PAGE...1|2|3|4|5|6|7
ガラスなどの素材を多用する彼の建築は、透過と反射が 交錯し刻々と変化する映画を想起させる「映像的な建築」、 また空間に溶け込んで見えることから「V a nis hin g Architecture(消失する建築)」とも呼ばれている。ヌー ヴェルは、これらの作品で「はかなさ」が感じられるように 試みたと語る。「はかないものが、かえって生き生きとする。 そのひとときに永遠を感じるのです」。光の表現はさらに 進化を遂げる。2005年、スペイン・バルセロナに出現したア グバールタワーは人々の度肝を抜いた。赤や青のタイル をちりばめた構造体をガラスのルーバーで包み込んだ弾 丸形タワー。昼はモザイク建築のように光を乱反射し、夜 はLEDが幻想的な姿を浮かび上がらせる。
(左)高さ144mのアグバールタワーはバルセロナ水道局が発注。ヌーヴェルは、水の形と近郊の山モンセラートをイメージ したという。(右)タワー表面でガラスのルーバーが開閉し複雑な表情を見せる。Photo by Philippe Ruault
PAGE...1|2|3|4|5|6|7
LINK
LIVING
半世紀にわたる建築家の挑戦
>>2017.11.24 update
CULTURE
2013年夏、横尾忠則氏の美術館が香川・豊島に誕生
>>2013.1.21 update
STYLE
コルビュジエの建築22件、世界遺産申請へ
>>2009.1.9 update
STYLE
Architect/建築家
>>2009.1.9 update
STYLE
VITRA CAMPUS 建築とデザインの旅へ
>>2014.6.20 update

記事カテゴリー